処女膜の手術〜再生・切開〜受ける理由や費用を説明します
今回の記事では、婦人科形成の一分野である「処女膜」の手術についてお話ししていきます。
有名なものは「処女膜切開」や「処女膜再生手術」。これらの目的や費用、リスクなどを説明します。
はじめに〜処女膜の手術を受ける理由〜
- 膣の入り口がヒリヒリと痛い
- セックスのたびに出血してしまう
- 入り口が狭くて指も入らない
そんなお悩みはありませんか?
実は、性交痛に悩んでいる女性はとても多く、渋谷あおぞらクリニックでも毎日性交痛についてのカウンセリングをおこなっています。
そして、このような症状の原因の一つに”処女膜の問題”が考えられます。処女膜というものの基本や性交痛を解消する処女膜切開術について、基本的な情報から、手術を検討する理由、そしてそのプロセスまでを分かりやすく解説していきます。
処女膜とは?確認する方法は?
処女膜とは、膣粘膜の一部が入り口付近で少し盛り上がり、輪っかのような形になっている構造になっている部分を指します。これを「処女膜輪」と呼びます。
人によってその形や厚みは大きく異なり、完全に閉じているわけではないため、月経血などが体外に排出されます。
処女膜は性交渉によって変形することが一般的ですが、もともとかなり隙間が狭くほぼ閉じている人もいれば、性交渉の経験がなくてもしっかり隙間が空いていて比較的膣の入り口が広い方もいらっしゃいます。
処女膜の構造や状態をご自身で確認するのは難しいですが、膣にゆっくりと指を入れた時に入口が狭く、奥の方が少し広く感じる場合にはその入口のところにある粘膜が処女膜輪と判断されます。
処女膜の手術を受ける理由〜性交痛〜
処女膜が厚いだけでなく、硬く突っ張っている、広がりにくい、または粘膜が筋張っている場合、性交時に痛みを感じやすくなります。
性行為の時だけでなく、セルフプレジャー(自慰行為)の際に指を入れただけで痛いというかた。
セックスをすると入り口が痛くてよく血が出るというかた。
もしかすると処女膜が通常よりも硬く突っ張っているのかもしれません。
こうした特性は、性交痛の大きな原因の一つとなり得ます。このような状態のかたはこのあと説明する処女膜切開の手術を受けることによって痛みを和らげ、快適な性生活を取り戻すことが可能です。
処女膜強靭症とは
処女膜強靭症とは、処女膜が異常に硬く突っ張っていることにより性交渉やタンポンの使用を困難にする状態を指します。
この状態では、処女膜が通常よりも弾力性がなく伸びにくいため、性交時に痛みを感じやすくなります。
処女膜強靭症の詳細な診断基準はなく、渋谷あおぞらクリニックでは問診と診察をさせていただいて「処女膜強靭症の傾向があるかどうか」という判断にとどまっています。
処女膜の手術の種類と方法
処女膜の手術というと、主に「処女膜切開手術」と「処女膜再生手術」の二つのタイプがあります。
処女膜切開手術は処女膜が硬くて広がりにくい場合に行われるもので、この硬い処女膜を切開し、広がりやすくすることで性交時の痛みを軽減するための手術です。 処女膜再生手術は、破れた処女膜を修復し、膣入口の自然な形状を取り戻すことを目的としています。
当院ではこれらの手術をおこなう際に
- 安全を確保するため
- 痛みを抑え快適に手術を受けていただくため
これらの目的で基本的には静脈麻酔を使用しています。
静脈麻酔は点滴から眠たくなるようなお薬を投与するので、手術を受けていただく前に眠っていただいたことを確認します。目が覚めたら処女膜の手術が終わっている状況なので、術中の痛みなくお受けいただけます。
静脈麻酔の目的はそれだけではありません。
たとえば手術中に痛みや恐怖心から体が動いてしまったり膣に力が入ったりしてしまうと、処女膜の手術の際に視野の確保ができず周囲の組織を傷つけてしまったり、出血をしっかり確認できなかったりするリスクがあります。 静脈麻酔を用いた処女膜の手術をおこなうことによって、手術中の不快感を減らし、患者様にとってより安全で快適な体験を提供します。
処女膜切開手術とは
処女膜切開手術は、性交時に痛みを感じる女性や、処女膜が普通よりも硬くてセックスやセルフプレジャー(自慰行為)が困難な場合に行われる手術です。
処女膜とは、女性の膣入口にある薄い組織のことで、この粘膜を手術によって少し切開したり切り取ったりすることで膣の入り口を広げます。
そうすることで、性交時の痛みを減らし、より快適な経験が可能になります。
渋谷あおぞらクリニックでお受けいただく場合、この手術は15分〜20分程度で終了します。静脈麻酔を使用するので手術中は痛みを感じることはありません。手術後は、数日間軽い痛みや不快感が少しあるかもしれませんが、多くの女性がこの小さな手術で大きな改善を感じています。
処女膜再生手術は何のためにするの?
一方で、処女膜再生手術は、性交渉や事故などで破損した処女膜を元の状態に戻すために行われる手術です。 この手術の目的は、処女膜を「再生」させることにあります。
- 性行為の経験があるが、パートナーに処女だと思われたい
- 膣の入り口が広がってしまったので未経験の時のようにしたい
- 処女膜が破れる感覚を経験したい・させたい
こうしたさまざまなご事情やご希望によってこの処女膜再生手術が選択されます。
あおぞらクリニックでお受けいただく場合、処女膜再生手術も15分〜20分程度で終了します。静脈麻酔を使用するので手術中は痛みを感じることはありません。手術後は、数日間軽い痛みや不快感が少しあるかもしれませんが、多くの女性がこの小さな手術で大きな改善を感じています。
処女膜切開、再生手術の流れ
処女膜の手術をお受けいただく場合、その他の手術と同様まずは手術に先立ち、医師のカウンセリングを受けていただきます。お悩みや今の状況を医師が丁寧に伺い、適応となる処女膜の手術やそれに伴うリスク、手術の流れ、期待できる結果、そしてアフターケアについて詳しく説明します。
その後、手術日が決定され、静脈麻酔を用いて手術が行われます。この麻酔方法は、患者さんが手術中に痛みを感じずリラックスできるようにするためのものであるだけでなく、手術中の安全を確保するためのものでもあります。
恐怖心や痛みから患者様が動いてしまったりすると危険なので、そういったリスクを抑えるという意味があります。
手術自体の所要時間は、行う手術の種類や患者さんの状態によって異なりますが、多くの場合、15〜20分程度と比較的短時間で終了します。手術後は、必要に応じて痛みの管理や回復をサポートするための指示が提供されます。多くの患者さんは、手術後すぐに日常生活に戻ることが可能ですが、しばらく軽い痛みや出血が生じるリスクがあるため、完全に回復するまでには個人差があります。
手術のリスクやダウンタイム
手術後、患者さんは数日間、軽度の痛みや違和感、そして少量の出血を生じることがあります。これらは一般的には軽いもので、日常生活に大きな影響を与えることは少ないですが、性行為、入浴、運動などは手術後1週間程度控えることをお勧めします。
感染のリスクもありますが、これは稀で、もし発生した場合でも内服薬などで簡単に治療可能です。手術後の痛みが1週間以上続く場合や、おりものの状態に変化がある場合、1週間以上出血が持続する場合には、速やかに執刀医に連絡することが重要です。
あおぞらクリニックでの処女膜手術のメリットと費用
ここからは渋谷あおぞらクリニックで処女膜の手術を受けていただくメリットをまとめていきます。
- 婦人科形成の症例数
渋谷あおぞらクリニックでの処女膜手術を受ける最大の利点は、その豊富な経験と専門性にあります。渋谷あおぞらクリニックの医師は累計200例以上の処女膜手術を経験してきました。
これは、患者さんが手術を受ける際に非常に重要な要素です。経験豊かな医師による手術は、安全性が高く、結果も期待できるからです。
- 痛みと安全に配慮した処女膜手術
手術の際には、静脈麻酔を使用します。静脈麻酔は、術中の患者さんをリラックスさせ、痛みを感じさせないようにするためのものです。
さらに、患者さんの安全を守るために、手術中のモニタリングが徹底されています。これは、心拍数や血圧など、患者さんの体調を常にチェックし、もし何か異常があればすぐに対応できるようにするためです。
また、手術では、膣付近の重要な臓器、例えば肛門や尿道などへの影響を避けるために、非常に慎重に進められます。これは、手術による不要な合併症を避けるために必要な配慮です。
手術後は、異常な出血がないかを確認するために、院内で約30分の待機時間を設け、安全を確認してからご帰宅いただいております。
- 術後のアフターケア
あおぞらクリニックでは、術後の痛みにも細心の注意を払っています。特に、特殊な局所麻酔薬「エクスパレル」の使用は、術後の痛みを大幅に軽減することが期待できます。エクスパレルは、注入してから72時間という長時間にわたって痛みをコントロールすることができるため、患者さんがより快適に回復期間を過ごせるようにするための工夫の一つです。
- 適正価格での手術
渋谷あおぞらクリニックでは、適正価格で質の良い手術を提供することを心がけております。
手術の費用は下記ページをご覧ください。
処女膜の施術
このような点から、あおぞらクリニックでの処女膜手術は、高度な専門性と患者さんへの細やかな配慮から多くの患者様に信頼いただいております。
処女膜手術の症例と口コミ
ここからは、実際に処女膜の手術を受けてくださった患者様のエピソードを紹介いたします。
30代のAさん
Aさんは、初めてパートナーができた20歳のころから長年の性交痛に悩まされていました。なかなか相手にも伝えられず痛みを我慢するのは辛く、マッサージやジェルを試してみましたが自分の指を入れるだけでも痛くて怖い…そんな日々が続いていました。
渋谷あおぞらクリニックで処女膜切開の手術を受けて、痛みなく性生活を楽しめるようになりました。
50代のBさん
以前はなかった性交痛に40代後半から悩まれていました。
挿入時に膣の入り口が裂けそうになる痛みがあり、 奥も痛い。性行為の後数日間ヒリヒリしてしまう・・・
そんな状態で性行為を避けるようになり、もう歳だし女性として枯れてしまったのかなと感じていたそうです。 処女膜切開の手術とインティマレーザーの処置をお受けくださり、以前とは比べ物にならないほど快適な日々を送られいます。
インティマレーザーについてはこちらもご覧ください。
インティマレーザー
20代のCさん
大切なパートナーができ、ひょんなことから経験がないと伝えてしまったでも実は10代の頃に経験があり、嘘をついてしまったことへの罪悪感やバレるのではないかという恐怖に悩まれていました。
処女膜再生手術を受け、精神的な負担から解放され、自信を取り戻しました。
処女膜の手術は様々なお悩みに対して行われます。 お悩みを解決する方法としてこうした手術という選択肢あることを、多くの方に知っていただきたいです。
失敗しない処女膜手術なら、
渋谷あおぞらクリニック
処女膜手術は、様々なニーズやお悩みに応えることが可能な手段である一方、まだ世間には知られていない治療法でもあります。この記事を読んで、お悩みを解消する方法があるということをお一人でも多くの女性に知っていただければ幸いです。
渋谷あおぞらクリニックでは、お一人ひとりの患者様の悩みに寄り添い、最適な施術内容を提案しています。 不安や疑問がある場合は、お気軽にLINEからご相談ください。
医師スタッフ一同、みなさんのご来院を楽しみにお待ちしております。