ブログ

実は間違いだらけ!?ニキビの膿を出す方法~医師が解説~

ニキビ治療  / 美容皮膚科

ニキビが膿んでしまったらどうすればよいのか、悩んだことはありませんか?

つい自分で膿を絞り出したくなるものですが、実はそれは非常にリスクの高い行為です。自己処置を行うと、跡が残ったり、炎症が広がる可能性があり、

結果的に肌トラブルが悪化してしまうことが多いのです。

この記事では、ニキビが膿んだときに安全に対処するための専門的な方法や、渋谷あおぞらクリニックで提供されている最新の治療法について詳しくご紹介します。

ニキビの膿を安全に取り除き、美しい肌を取り戻すための正しい知識を学びましょう。

 

自分でニキビの膿を出すのはなぜ推奨されないのか?

まずは、ニキビの膿をだすことがなぜ危険なのかを説明していきます。

ニキビの膿に対する自己処置のリスク

ニキビを自分でつぶすと、瞬間的には膿が出て症状が軽くなったように感じるかもしれません。

しかし、自己処置にはいくつものリスクが潜んでいます。

まず、私たちの手や爪には、目には見えない多くの細菌が存在しており、ニキビをつぶすことでこれらの細菌が傷口に侵入し、感染を引き起こす可能性があります。

この感染によって、ニキビがさらに悪化し、赤みや腫れがひどくなるだけでなく、場合によっては痛みを伴うこともあります。

 

クレーターや色素沈着の原因に

自己処置によってニキビをつぶすと、皮膚に強い圧力がかかり、表面だけでなく皮膚の下層までダメージが及ぶことがあります。

この結果、クレーターのような凹凸が肌に残りやすくなるのです。特に日本人の肌は、外的刺激に敏感で、色素沈着が生じやすい性質を持っています。

そのため、自己処置でつぶしたニキビが跡となって長期間残ることが少なくありません。

 

ニキビの再発リスク

さらに、自己処置で膿を無理に出すと、膿や皮脂が周囲の毛穴に広がり、新たなニキビの原因となります。

ニキビは1つだけでは終わらず、つぶした箇所の周りに新しいニキビができてしまうという悪循環に陥る可能性が高くなります。

 

皮膚科で行う面皰圧出と保険診療での治療

ニキビに対しては自費診療だけでなく保険診療が適応になることもあります。渋谷あおぞらクリニックでは保険診療も幅広くおこなっております。

面皰圧出とは

皮膚科では、ニキビの膿を安全に排出するための面皰圧出という施術が行われています。

面皰圧出は、専用の器具を使ってニキビの芯や膿を物理的に取り除く治療法で、肌を傷つけることなく安全に膿を取り除くことが可能です。

これにより、ニキビが早期に改善し、跡が残るリスクを大幅に減らすことができます。

 

保険適用の治療

ニキビ治療は、保険診療の範囲でも多くの治療法が提供されています。例えば、外用薬として過酸化ベンゾイルや抗菌剤が処方されることが一般的です。

過酸化ベンゾイルは、皮脂腺に潜むアクネ菌を殺菌し、炎症を抑える効果があります。

一方、抗菌剤は、ニキビの原因となる細菌を除去し、炎症を抑える働きを持ちます。

これらの薬は、適切な使用方法を守ることで、ニキビの治癒を促進し、再発を防ぎます。

また、内服薬としては抗生物質やビタミン剤が処方されることもあります。抗生物質は炎症を抑える効果があり、

ビタミン剤は肌の健康をサポートする役割を果たします。

渋谷あおぞらクリニックでは、こうした保険診療に基づいたニキビ治療を提供しており、ニキビの症状や肌の状態に合わせた最適な治療法を提案しています。

こんなお悩みがある方に

 

美容皮膚科でのニキビ治療

ここからは、ニキビに対する自費診療について説明していきます。

ケミカルピーリングの効果

ニキビ治療の一環として、ケミカルピーリングは非常に効果的な施術です。

ケミカルピーリングでは、肌の古い角質を化学的に除去し、皮膚のターンオーバーを促進します。

これにより、毛穴の詰まりが解消され、ニキビの原因を取り除くことができます。

特に、長期間のニキビ跡に悩んでいる方にとって、ケミカルピーリングは肌全体の質感を改善し、再発防止にも役立つ治療法です。

 

ビタミンC点滴とイオン導入

ビタミンC点滴は、体内から肌のトラブルを改善するための高濃度ビタミン治療です。

ビタミンCは抗酸化作用が強く、ニキビの炎症を鎮めるだけでなく、肌全体のトーンを均一に保つ効果もあります。ニキビの赤みや色素沈着に対しても効果的で、特に早急に肌状態を改善したい方に適した治療法です。

イオン導入では、ビタミンCやトラネキサム酸などの有効成分を肌に直接浸透させることで、ニキビの炎症を抑え、シミや色素沈着を改善します。この施術は、肌への負担が少なく、定期的に受けることで長期的なニキビ予防にもつながります。

 

レチノール美容液の効果

自宅でのケアとしては、レチノールを含む美容液が非常に効果的です。レチノールはビタミンAの一種で、肌の再生を促進し、皮脂分泌を抑える効果があります。

ただし、レチノールは濃度が高すぎると肌に負担をかける可能性があるため、適切な濃度や使用頻度を守ることが重要です。

渋谷あおぞらクリニックでは、患者様一人ひとりの肌の状態に合わせた最適な濃度のレチノールを処方しており、安全に美肌ケアが可能です。

 

こんなお悩みがある方に

 

イソトレチノインの効果と注意点

皆さんはニキビ治療の切り札と言われる内服薬「イソトレチノイン」をご存じですか?

イソトレチノインとは?

イソトレチノインとは、重症ニキビの治療に使用される強力な内服薬です。

この薬は、皮脂の過剰分泌を抑えることで、ニキビの根本的な原因を解消します。

さらに、毛穴の詰まりを防ぎ、炎症を抑える効果もあります。

そのため、特に炎症がひどく、通常の治療では効果が見られない場合に用いられます。

 

 
 
 
 
 
この投稿をInstagramで見る
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

ゆき先生 クマ取り/婦人科形成(@dr_yuki.tsuruta)がシェアした投稿

イソトレチノイン使用時の注意点

イソトレチノイン効果が強力な一方で、副作用も多く報告されています。

代表的な副作用には、唇や肌の乾燥、肌の敏感さ、肝機能への影響が挙げられます。

そのため、イソトレチノインの使用には専門医の監督が欠かせません。

定期的な血液検査や診察を受けながら、慎重に治療を進める必要があります。

渋谷あおぞらクリニックでは、イソトレチノインの処方や治療の管理を行い、安全かつ効果的な治療を提供しています。

 

 

 

つぶさずにニキビを治す方法

膿んだニキビがあるとつぶしたくなりますが、ご自宅でつぶすことなくどう治すかを説明していきます。

冷却と抗炎症クリーム

ニキビができた際には、まず患部を冷やすことで炎症を抑えることができます。

冷却は一時的な痛みや腫れを軽減し、ニキビの悪化を防ぐ手助けとなります。

さらに、市販の抗炎症クリームやスポットケア商品を使用することで、赤みや炎症を緩和することが可能です。

 

適切なスキンケアの重要性

スキンケアにおいては、洗顔時の過度な摩擦や、強力なクレンジングを避けることが大切です。

優しく肌を洗い、しっかりと保湿することで、肌のバリア機能を保ち、ニキビの再発を防ぎます。

乾燥が続くと皮脂分泌が過剰になり、ニキビが悪化することがあるため、適切な保湿は欠かせません

 

 

ニキビができにくい生活習慣や予防策

 

栄養バランスと食生活

食生活の見直しもニキビ予防に重要です。ビタミンCやEを含む野菜や果物を積極的に摂取し、

肌の健康をサポートしましょう。

逆に、脂っこい食事や糖分の多い食べ物は、皮脂の過剰分泌を引き起こし、

ニキビを悪化させる原因となるため、適度に控えることが大切です。

 

睡眠とストレス管理

睡眠不足やストレスも、ニキビの発生に影響を与えます。

適切な睡眠時間を確保し、リラックスできる時間を持つことが、肌の健康にとって重要です。

また、適度な運動は血行を促進し、肌の代謝を活発にするため、健康的な肌作りに役立ちます。

 

 

症例写真:ニキビ治療前後の比較

渋谷あおぞらクリニックでは、実際にニキビ治療を受けた患者様の症例写真を提供しており、

治療前後の効果を目で確認できます。

ぜひInstagramや他のブログ記事もご覧ください。

 

まとめ

ニキビを自己処置でつぶすことは、炎症の拡大や跡が残るリスクを伴います

安全に、確実に美肌を取り戻すためには、専門的な治療が最も効果的です。

渋谷あおぞらクリニックでは、豊富な経験と最新の技術を駆使したニキビ治療を提供しており、

患者様一人ひとりの肌に合わせた最適なケアを行っています。

ぜひご相談ください。

ご予約はwebサイトからお願いいたします。

お問い合わせは下記公式LINEからお願いいたします。